2016.09.08一般質問

午後2時15分 再開

○副議長(ますだよしお君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

次に、はつたに幸一議員の一般質問を許します。はつたに幸一議員。

(4番 はつたに幸一君登壇)

○4番(はつたに幸一君) 皆さん、こんにちは。議席番号4番のはつたに幸一です。

私は、政治の道を志してから20年後の今、茂原市議会議員としてようやく茂原市民の皆様の負託を受けて本日登壇させていただく運びとなりました。この20年間は私にとって日々勉強の毎日でした。どんな壁に当たっても、熱意と決断と、そして行動を持って今日まで精進してまいりました。今からが本番で、御恩返しとして、何としても茂原市を含むこの地域の活性化の一翼を担いたいと考えております。御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げ、一般質問に移らせていただきますので、田中市長並びに市当局の皆様の御答弁、よろしくお願い申し上げます。

さて、私は、次の3つの大きな流れにどう対処するかで茂原市の未来は変わってくるものと思っております。その1つが、ボーダーレス社会の到来により情報、金融のみならず、国際化の波にどう対処するのかということでございます。2つ目が、日本全体の人口問題、すなわち急激な少子高齢化と東京圏一極集中による人口減少にどう対処するのか、そして3つ目が、地球温暖化による世界的な異常気象と大きな災害に対する対策でございます。

このような中で、茂原市の基盤となる産業をどうしていくのか、市民生活をいかに充足していくのかなど問われるわけでございますが、もはや財政基盤の強化を含め、行政だけでは立ち行かず、茂原市民の皆様の知恵と力をおかりしないと地域の発展は望めないと考えております。こうした大前提の中で御質問させていただきます。

最初に、茂原市の行政運営について、3点質問いたします。

1点目としては、まず組織の問題からです。組織は人が全て、職員1人1人のマンパワーといいますか、やる気が茂原市役所を動かすと思います。つまり市職員1人1人の姿勢が役所の姿勢となり、市役所そのもののイメージとなります。私は、茂原市議会議員になってから何人かの市職員の方、特に管理職の方と多く接してまいりましたが、全員がまじめで気遣いもあり、また、その能力の高さを感じており、喜んでおります。しかし、一般市民の中には必ずしも私と同じ意見の方ばかりではございません。そこでお伺いさせていただきます。職員はどのゆな意識を持って市民の皆様に対応されているのか、そのために市当局としてはどのように職員の意識の工場を図っているのかを教えてください。

2点目として、現在、広域行政といたしまして長生郡市広域市町村圏組合にて消防、清掃、長生病院、水道などの事業が行われておりますが、私はほかの分野での連帯も必要と考えます。実際、スマートインターチェンジ事業は長柄町と協働しておりますが、このような社会基盤づくりはもとより、先ほども市長の御意見もありましたが、観光や福祉などのほかの分野でも積極的に周辺市町村との連携が必要であると思います。市当局のお考えをお伺いいたします。

3点目として、多くの日本の都市がシティプロモーション活動を展開しております。たまたまではございますが、本日の千葉日報におきまして、富津市の取り組みが掲載されておりましたが、すなわち日本中の都市が企業誘致のため、あるいは定住人口を減らさず、つまりほかへの転出を抑え、逆にほかからの転入を増やすなど、移住人口あるいは観光する人々の獲得を含め、交流人口のため、自らの強み、魅力を高める取り組みに知恵を絞っております。我が茂原市も企業誘致、市街地の再開発など茂原市の強みを生かし、あるいは弱い部分を補うなど、知恵を絞りながら魅力を高める取り組みを選択と集中で行っておるわけでございますが、茂原市民が住んでよかったなど、茂原市が夢のある未来を感じるまちであると心から思えることが第一でございます。このためにできる限り行政と市民が協力をしながら、茂原市の魅力を市内外に戦略的、継続的にアピールしていくこと、そのためには市民自体が茂原市への愛着や、市民であることへの誇りのもと、積極的にまちづくりにかかわっていくという意識、いわゆるシビックプライドを育み、市外の人には茂原市への関心と憧れを醸成し、行ってみたい、働きたい、学びたい、そして中長期的には、住んでみたいと思ってもらえるような茂原市にしていくことを、積極的に情報を発信していくことが必要です。このために市民の声をどのゆに取り入れているのかお伺いいたします。

さて、次に茂原市総合計画についてですが、国が地方分権の推進による地域の自立と連携、市民と行政が一体となったまちづくりを標榜している中で、我が茂原市が都市的な活力と田園的は魅了を備えた豊かな暮らしを育む自立拠点都市として、「すべての市民が住んで良かったと思えるまち茂原」を目指すことをうたっております。また、その基本理念としては「まもり・そだて・つたえいよう-人・自然・文化のかがやき」としております。この計画に沿って田中市長をはじめ、市当局により、茂原市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づいて着実にまちづくりが進展していることを私は喜ばしく思っております。しかし、まだ道半ばであることも事実です。この茂原市総合計画に関することについて3点御質問いたします。

1点目は、2015年10月に発表された茂原市人口ビジョンによれば、2001年以降、人口の社会増減がマイナスとなり、20歳から39歳の年齢層では1995年以降、転出超過が続いており、若年層にその傾向が強いことがわかります。このことは、とりもなおさず、次代を担う若者に人気がないまちということを示しているということでもございましょう。また、その理由としては、公共交通機関の不足が59.3%と最も多く、医療、介護、福祉が充実していないが37.9%、買い物、レジャー、環境が充実していないが35%となっております。つまり、まず第一として、交通の利便性を上げる必要があるということでございます。圏央道の存在は確かに利便性を上げました。また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けてのスマートインターチェンジの完成はさらに利便性を上げるものと期待いたします。この向上した利便性をさらに生かすためにバス交通網の整備をすべきと考えますが、いかがでしょうか。

私は、圏央道の出入り口、あるいはスマートインターチェンジのできる二宮地区にバスの駅をつくることをご提案申し上げます。つまり、第二の茂原駅をつくるわけでございます。これを私はバスターミナル構想と名付けておりますが、東京から1時間で茂原市に到着できれば、高齢化が進む現在、自然が美しいこの地域に魅力を感じる人が増えるのではないでしょうか。そこで質問です。千葉県のほかの地域でもバスを利用した対策は打たれ、功を奏しているようですが、バスターミナル構想について検討する意向はないでしょうか。さらに進めて、新市街地構想などのお考えはないのですか。お伺いいたします。

2点目として、御案内のように、東京オリンピック・パラリンピックは2020年に開催され、一宮町でもサーフィン競技が開催される予定でございます。これを機に外国人も多く訪れるわけですが、これを一過性にせずにチャンスと捉えるべきかと考えますが、インバウンド、すなわち外国人旅行者に対する方策をお考えでございますか。また、このオリンピック・パラリンピックの開催は国際交流推進の絶好の機会と考えますが、茂原市としてはどのように生かしていくのか、お伺いいたします。

3点目として、このゆなインバウンドも含め、茂原市を中心として当地域を訪れる人々の数を増やすことは、いずれ定住、移住にもつながり、地域の稼ぐ力を引き出し、また、市民が市域への誇り、愛着を醸成するシビックプライドにもつながると考えますが、この観光地経営の視点に立った観光地づくりの舵取り役として、日本版DMOの設立が有効と考えておりますが、設立に向け検討されているのかお伺いさせていただきます。また、六斎市をはじめ茂原の伝統文化や歴史を生かしたまちづくり、例えば標識を付けるなどして文化財をクローズアップし、グリーンツーリズム、ヘルスツーリズムなど、ニューツーリズムを推進していくべきと考えますが、そのあたりの取り組みについてもお伺いさせていただきます。

次に、地方創生について、6点お伺いさせていただきます。

まず、先般、地方創生先行型、地域活性化・地域住民生活緊急支援交付金にかかわる事業実施結果報告についての説明を当局より受けましたが、その中で中小企業者等振興総合支援事業に関してお伺いさせていただきます。産業都市として茂原市を支える中小零細企業の方々に元気になっていただくために、交付金にてバックアップするというものでございますが、その利用者数は目標22社に対して17社と少なかったわけでございますが、市当局の説明では、6か月間と期間が短かったからという理由でございます。しかしながら、私は死活問題を抱えている会社にとって、もし交付金が中小企業のニーズを捉えた適切なものであれば、1か月間でも定員オーバーとなるのではないかと考えております。もとニーズを把握し、より適切な支援をしていくべきだと考えますが、いかがでございますか。

2点目として、茂原駅前についてですが、土地区画整理事業の件はありますが、これ以外でも活性化を図ることはできないでしょうか。私は、東京で仕事をする機会も多く、接する人の中にはゴルフで茂原駅を利用することで茂原市を知っている人も少なくありません。しかしながら、こういう人たちが「茂原駅前には何もなく、つまらないところだよ」と言っており、寂しい限りでございます。そこで、私は、元そごうのあったサンヴェル1階で物産展を開催することを提案させていただきたいと思いますが、いかがですか。これについても、茂原駅を利用する周辺市町村との連携を提案しますが、あわせて名物、特産品づくりを提案したいと思います。先日亡くなった元大分県知事の平松守彦氏は、大分県挙げての一村一品運動を展開し、数々の特産品を生み出したことは有名な話ではございますが、茂原市も地域の特産品開発を行う考えはございませんか。お伺いいたします。

3点目として、さきの茂原市人口ビジョンによれば、ほかの地域に移りたい第2番目の理由としては、医療、介護、福祉が充実していないとなっておりますが、次代を担う若い世代の方は、教育と医療の充実がバロメーターと考えられ、特に産科医対策は喫緊の課題でございます。現在、長生郡市産科医療問題等検討会が立ち上がり、10年後のあるべき体制について検討していると伺っておりますが、どのような検討がなされているのか教えてください。また、妊婦さんが安心して安全な出産を迎えるために、どのような支援を行っているのかを教えてください。

次に、予防医学も重要と考えますが、この問題としては、子供の虫歯の問題もあります。約90%の親が望んでいるというフッ化物洗口のことでございますが、茂原市の小学校14校のうち5校が実施していないようですが、実施すべきと考えますが、いかがでしょうか。

4点目ですが、産科医の問題は助産師不足の問題もあると伺っております。いっそのこと看護師、助産師等の大学、または専門学校を誘致することを提案したいと思います。いかがでございますか。

5点目としては、学校図書館の充実により地域住民が主体となった郷土学習と児童生徒の読書活動を推進し、新たな大学入試制度を見据えた教育環境を提供する目的で地方創生加速化交付金が申請されましたが、一次は落選し、二次募集にて申請額7067万8000円のうち、残念ながら2865万4000円と補助率が50%にも満たない額となってしまいました。教育委員会としては何とかして当初の目標を目指すのか、あるいは変更して実施するのか、その場合何を優先していくのかお伺いします。

6点目として、地方創生推進交付金については、申請額の満額2370万7000円が内示されたわけですが、この事業概要によれば、景気低迷に伴う大手企業の撤退、規模縮小や産業構造の変化により下請け企業として本市を支えていた中小企業の経営環境は厳しいものとなっておりますが、茂原市内の企業の特許保有件数はほかの市に比べて県内2位と、多くのすぐれた技術やノウハウを有しています。これを生かすために、本事業は地域ぐるみの産業活性化と雇用の拡大を目指し、市内の金融機関、商工関係団体及び企業が連携してビジネス支援団体の設立を検討しているということですが、どのような取り組みなのか教えてください。

最後に、市民自治について、2点お伺いいたします。

1点目として、このたび新たに建設される本納公民館のことについて触れたいと思います。建設に至るいきさつについては、市当局の御尽力に敬意を払うものでございますが、私は、新たに建設される本納公民館を起点として本納地区の地域活性化を図るべきと考えます。例えば荻生徂徠の勉学の地を記念館にするとか、橘樹神社にかかわるさまざまな伝統文化あるいは下太田貝塚の縄文土器など、本納地区の資源を最大限に生かし、利用方法を検討するお考えはありませんか。お伺いいたします。

2点目として、パブリックコメントを取り入れる中で、今年の4月1日にまちづくりの担い手である市民と市及び議会が共有する基本的なルールである茂原市まちづくり条例が施行されました。基本的な理念やあり方はすばらしいものと賛同するものですが、茂原市まちづくり条例における地域まちづくり協議会とはどのようなものなのか。また、他団体における事例について教えてください。

以上で第1回目の質問を終了いたします。明快かつ前向きな御回答をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

○副議長(ますだよしお君) ただいまのはつたに幸一議員の一般質問に対し当局の答弁を求めます。

市長 田中豊彦君

(市長 田中豊彦君登壇)

○市長(田中豊彦君) はつたに幸一議員の一般質問にお答えさせていただきます。

まずもって、20年間の夢が現実のものとなり、まことにおめでとうございます。

○4番(はつたに幸一君) ありがとうございます。

○市長(田中豊彦君) 私からは、まず地方創生についての中で、長生郡市産科医療問題等検討会と妊婦に対する支援についての御質問でございますが、長生郡市産科医療問題等検討会では、長生郡市における10年後のあるべき産科医療体制等について検討しており、具体的には、昨年度出産された方に実施したアンケートの分析や助産師、看護師を目指す学生に対する奨学金制度の設置等について協議を進めているところでございます。妊婦に対する支援につきましては、妊婦と退治を守るために実施している妊婦健康診査に対して14回の公費助成を行っております。また、産前産後サポートセンターにおいて、全ての妊婦に保健師が面接の後、1人1人のケアプランを作成し、妊娠中の生活や栄養等について指導を行うとともに、若年妊娠や高齢妊娠等で特別な支援を必要とする方については、保健師が家庭訪問等を実施し、産科医療機関と連携するなどの支援を行っております。

次に、助産師や看護師の確保のための大学等の誘致についての御質問でございますが、私が県会議員をやっていた10年前と大分変わってきているなと思ったんですが、千葉県内の看護師等を養成するための大学や専門学校は、平成23年度以降の5年間で7校、定員は580人が新設され、全国的に見ても急増しております。そのため10年後の少子化の影響による大学等の定員割れが危惧されており、大学等の誘致はかなりリスクが大きいと考えております。現在、近隣市には複数の大学等があることから、市内の医療機関に就職してくれるような修学資金貸付制度を創設し、看護師等の確保に努めてまいりたいと考えておるところであります。

私からは以上でございます。

○副議長(ますだよしお君) 総務部長、豊田正斗君。

(総務部長 豊田正斗君登壇)

○総務部長(豊田正斗君) 総務部所管にかかわります職員の意識向上に関する御質問に答弁を申し上げます。行財政改革大綱第6次実施計画では、基本目標の1つとして、さわやかで開かれた市政の推進を掲げ、これに基づきまして市民対応の向上に取り組んでおるところでございます。市職員には、7年前より、1つとして「心を込めた明るい笑顔で」、1つとして「親切、丁寧をモットーに」、1つとして「お客様の気持ちに立った対応を」、これら3つの項目をスローガンといたしまして職員意識の向上を図っております。また、公務員としての心構えや接遇についての研修を実施するとともに、週1回の部長会、月1回の部課長会、さらには全職員を対象として庁内情報システムにより周知を図り、職員意識の維持、市民対応の向上に努めております。今後もこれらを継続して行うことにより、さらなる意識の向上を図ってまいりたいと考えております。以上です。

○副議長(ますだよしお君) 企画財政部長、十枝秀文君。

(企画財政部長 十枝秀文君登壇)

○企画財政部長(十枝秀文君) 企画財政部所管にかかわります御質問に御答弁させていただきます。

まず、周辺市町村との連携について、観光や福祉など周辺市町村との連携が必要であると思うが、市の考えはという御質問に御答弁申し上げます。観光や福祉施策など、他の地方自治体と共通する課題等について、相互に協力、連携し、対処していくことは重要であることから、現在、観光の分野では長生地域観光連盟や中房総観光推進ネットワーク協議会に加盟し観光振興に取り組んでおり、福祉の分野では、長生郡市地域包括支援センター連絡会議や長生郡市総合支援協議会等により周辺市町村と連携して事業を進めております。今後とも、必要に応じ関係自治体との協力を図ってまいりたいと考えております。

次に、シティプロモーション活動におけるシビックプライドの醸成に向けての市民の意見を取り込むためにどのような取り組みを行っているのかということでございますが、シティプロモーション活動を進めるためには、市民が自らのまちを思い、多くの人が共感し、自発的にまちづくりに参加するシビックプライドは重要なものと考えております。現在、市民からの情報収集は行っておりませんが、今後は市民参画による魅力の発見や従来魅力とは考えられなかったものを見直し発信していくなど、市民参加によるシティプロモーション戦略プランの策定を検討しており、これを進めることにより、市民のシビックプライドの醸成は図られていくものと考えております。

次に、東京オリンピック・パラリンピックの開催は国際交流推進の機会でもあり、どのように生かしていくのかということでございますが、オリンピック・パラリンピックの開催は世界中の国から多くの人々が訪れ、国際交流にとって願ってもない機会です。本市に登録のある語学ボランティアの方々や国際交流協会の会員等が協議運営や会場案内などをするボランティア活動へ参加することは有効であると考えております。これらの交流により、互いの国の文化を理解し、さらなる国際交流の推進が図れるものと考えております。

次に、地方創生推進交付金を活用してビジネス支援団体の設立を検討する予定とのことだが、どのような取り組みなのかについてでございます。平成27年7月に茂原市の地域経済発展に向けた連携協定を締結した茂原商工会議所及び市内金融機関が中心となりビジネス支援団体の設立を検討しております。ビジネス支援団体は、創業希望者や市内企業のさまざまな問題に対して経営の安定化や事業を活性化させるための情報提供及びビジネスマッチングなどを行う予定です。以上でございます。

○副議長(ますだよしお君) 都市建設部長、石和田久幸君。

(都市建設部長 石和田久幸君登壇)

○都市建設部長(石和田久幸君) 都市建設部所管にかかわりますバスターミナル構想と新市街地の構想についての御質問に御答弁を申し上げます。バスターミナル構想につきましては、地域全体を見渡した公共交通ネットワークの再構築を目的に、地域公共交通網形成計画を策定する方針であるため、その中で検討してまいりたいと考えております。また、バスターミナル整備と合わせた新市街地につきましては、現在、既存の市街地をコンパクトな集約型都市構造のまちにしようと考えておりますので、新たに市街地を整備するのは極めて難しいものと考えております。以上でございます。

○副議長(ますだよしお君) 経済環境部長、山本丈彦君。

(経済環境部長 山本丈彦君登壇)

○経済環境部長(山本丈彦君) 経済環境部所管にかかわります御質問に御答弁を申し上げます。

初めに、茂原市総合計画の中で、東京オリンピック・パラリンピックを契機としたインバウンドに対する方策はとの御質問でございますが、外国人旅行者に対する通信環境の利便性の向上として、公衆無線LANの整備が必要であると考えております。特に一宮町がサーフィン会場に選考された場合、JR茂原駅が長生地域の交通の拠点となり得るため、駅周辺での公共無線LANの設置を検討しております。また、外国人旅行者にスムーズな情報取得を促進するため、本市の情報を多言語版で提供できるよう検討してまいりたいと考えております。

次に、日本版DMOの設立に向けての検討と茂原市の観光資源を生かしたニューツーリズムを推進していく取り組みについての御質問でございます。日本版DMO